されどこの世はあたたかい

ひとこと

いつも裏千家淡交会様から発行されている淡交タイムスを楽しみにしています。
お家元から発せられるお言葉に都度感銘を受け改めて自己を見つめ直す良い機会に成っているからです。
そもそものご縁は、京都の菓子店に丁稚小僧として菓子の勉強をしている時代に、裏千家今日庵へお菓子をお届けしていた時から始まります。
日本の菓子が、公家社会の文化と共に発展して来たものとお茶席の菓子として発展して来たものと大きくは2つあると思っています。当時の私にとって、今日庵にお菓子をお届けすることはその文化に触れる事が恐しいほど眩しいものでした。

26歳の時、熊谷の青年会議所に入会しました。
当時の青年会議所の目的は地域の発展を目指したまちづくり運動を進めると同時にそれを通じて自己研鑚をしていくというものでした。多くの事を学びましたが、(社)日本青年会議所にも出向し国内外での運動そして自己研鑽を行っておりました。
1986年(社)日本青年会議所総務委員会に出向した時、共に熱い議論を何度となく交した友人の中に現在の裏千家お家元でおられる千宗室様もおられました。
同じ年頃の青年として将来の日本を憂い多くの事を語り合いましたが、同時に良く飲みました。そんなご縁が元で現在も淡交タイムスを拝読させて頂いております。
今、私にとっては茶道の文化を支えるお家元の哲学に触れつつ大切な事を学ばせて頂いております。